保険における相殺(そうさい)とは保険料から配当金を差し引くことをいいます。
保険会社が毎年の決算の時に剰余金が発生した場合に、その剰余金を保険の契約者に返還するものを配当金といいます。
剰余金が発生するケースは3つあります。
その年の資産の運用実績が予定利率よりも上回った場合、その年に保険事故が発生した率が予定よりも下回った場合、保険会社の事業費用が予定事業費率よりも下回った場合があります。
配当金は保険会社や保険の種類にもよりますが、契約時に受取方法を選択します。
配当金から保険料を相殺した場合、その年の所得税および住民税の生命保険料控除額の計算では配当金を差し引いた額が支払った保険料として計算されます。